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タキシード

タキシード

20年ほど前、友達の結婚披露宴に招待されたので、初めて礼服を買った。黒いダブルのノーベントジャケットにノータックパンツの組み合わせだった。それ以来、冠婚葬祭全てそのフォーマルで間に合わせてきている、一度の例外を除いて。

その例外は、15年近く前の、やはりある友人の結婚披露宴の時。頃は6月、梅雨入り直後。礼服に着替えようとしたのだが、むしむしした気候の為、もっと涼しい服を着ていけないものかと考えて、ちょうどその前年に買った”AAR”というブランドの黒い三つボタンシングルノーベントのセットアップスーツ(春物、山本耀司デザイン)を着てみた。
これを会社に着て行ったことがあるのだが、「結婚式があるのか?」「葬式の帰りか」と先輩たちにからかわれた。「いっそのことこのブラックスーツで結婚式に行ってみようか」という気になって実行した。
式場では誰からもチェックははいらなかった。黒い服を着た人々の中に溶け込んでいた。

披露宴終了後、式場ロビーのソファーで休んでいるとき、ふと、この逆パターン、礼服をスーツとして会社に着て行ってやろうという企画が頭に浮かんできた。
上述のダブルの礼服ではなく、もう少しかっこいい、かといって奇抜でない渋いものはないかと思いめぐらせていると、弟の礼服が思い当たった。それは、シングル1つ釦、ピークドラペルのタキシード(スリーピース)だった。光沢素材は使われていない。
ジャケットは結構好みのカタチだ、かたくならぬよう適当なシャツとネクタイを選んでおこう、等々計画ができていった。
実際弟とは体格が違うので、そのまま借りても着られない。自分サイズにあったモノを買わねばならない。ちょうど6月でもうすぐボーナスが出る、それを購入資金としよう、そんな事を考えた。

間もなく出たボーナスは別のモノの購入資金に流用してしまった(この時買ったモノについては、別の機会にかきたい)。しかしいずれ同タイプのタキシードは買うつもりでいる。この20年で10kg程体重が増え、前述のダブルでは限界が近づきつつある。



theme : メンズファッション
genre : ファッション・ブランド

'60 アメリカン・ヒット・グラフィティ(オムニバス・アルバム)

60アメリカンヒットグラフィティ

オムニバスアルバムの個人的利用方法は、車の中で運転しながら流す事。オムニバスはある共通カテゴリーを基に編集されているので、自分好みのカテゴリーのものであれば、それほどはずれ無しなのではないかと思っている。
さらには、収録されている1曲になんとなく心惹かれてしまい、その楽曲を演奏しているアーティストのアルバムを探し始める事もある。

このアルバムでもそういった曲はある。ただし未だ探し出してもいない状態のままかなりの年月が過ぎてしまったが。その対象となったアーティストは以下の通り(カッコ内はこのアルバムに収録されている曲)。


1.ジョニー・ティロットソン (ポエトリー・イン・モーション)
* Aメロ、Bメロ、サビとも全てに亘りキャッチー。TVCMのBGM等で聴いた事はあった。田舎でやっていた素人バンドで、一人一曲何か歌うという試みがなされた事があって、この曲を自分用に選んだ(つまり、ベースを弾きながら歌おうとした)。
原曲はウッドベースが使われているようだが、このベースラインなら弾きながら歌うことができるのではないかと思えた。

2.リッキー・ネルソン (ハロー・メリー・ルー)
*これもオールディーズとしては有名な曲だが、なんかカントリーっぽい曲で好きではなかった。車を運転しながらこのアルバムを聴いいていたら妙に気に入ってしまった。間奏のギターも良い。

3.エヴァリー・ブラザース (バイバイ・ラブ、夢を見るだけ)
*こちらも有名でラジオ等でもオンエアーされ何度となく耳にしてはいたが、このアルバムを聞いていて気に入るまでは好きではなかった。
「バイバイ・ラブ」はイントロでかき鳴らすギターがかっこ良い。
「夢を見るだけ」は内省的な詞にピッタリあうメロディーが涙をさそう。個人的にはこういった「グレート・プリテンダー」的テーマには、自分の過去の日々がよみがえり涙なしにはやりすごせない。

4.ジョニーとハリケーンズ (レッドリバー・ロック)
*オルガンを中心にしたインストモノだが、ギターによる間奏と、サックスによるリフが印象的。

5.エディー・ホッジス (コーヒーデート)
*代表曲である「恋の売り込み」も同アルバムに収録されてるが、この曲についてはこのアルバムで初めて聴いた。ベースラインが好み。

6.ベンチャーズ (パイプライン)
*まさに温故知新。自分でも田舎の素人バンドで演奏したが、このオリジナルとは違ってしまっている。何度も演奏してきたことで持つにいたったこの曲に対してのイメーは全くオリジナルとは別ものであることがわかった。
ミュートしたギターから受ける印象は、ゆらゆらと波間を漂っている情景。ボード上に立って波の上を滑り始めるのはサビあたりからか。








theme : CD・DVD
genre : 音楽

カワサキ 250TR

250TR.jpg

先に記した、「Honda GB 250Clubman」を譲渡した親戚の高校生が大学を卒業するという時に会ったら、GB250は”オシャカ”になってしまったとの事だった。そして今乗ってるのは「カワサキ250TR」と聞いた。
すでにオートバイに乗らなくなって久しく、その間何の情報のアップデイトもなされていなかったので、どんな車種かわからなかった。
その後、板橋に住んでいた頃、板橋の地名の由来となった石神井川に架かる旧中山道の板橋(橋の名前)から、17号線の新板橋へ向かって川沿いを歩いていると、道端のアパートの軒下に停めてあったバイクに気をひかれた。当時、GB250やエストレヤ等小排気量モデルがマイブームだったので、近寄ってそれが、先にふれた親戚の高校生(当時すでに社会人になっていたが)が言っていた250TRと判明した。

theme : ひとりごと
genre : 車・バイク

カワサキ エストレヤ

Kawasaki Estrella
板橋の17号線沿いに住んでいた頃、出勤のためJR板橋駅まで歩いて行く途中に、クラシカルなスタイルのバイクが歩道の端に停めてあった。単気筒のバイクが結構好きなので、毎朝その脇を通り過ぎる時に視界の隅に入ってきて気になっていたのだが、ある朝何というバイクか確認してみると、エストレヤだとわかった。
その時点で自分の記憶の中にあるエストレヤは、たしかにクラシカルな特徴のあるスタイルをしているが、シートがなんとなく自転車のサドルを連想させるような独立したモノがついていた。
それが、シートが好みのタイプにかわっており、それで車体前部が自分の好みに近いものになっていた。
道端に停めてあるバイクの常で、シートには刃物によりと見られる切り裂き傷がついていた。ほかにもいろいろいたずらされているのかもしれなかった。実際自分でも、もしキーがついていたらちょっと乗り出したい衝動にかられた。

theme : バイク
genre : 車・バイク

ホンダGB250クラブマン

GB-250.jpg

主要諸元 型式 MC10
全長×全幅×全高(m) 2.015×0.630×1.035
ホイールベース(m) 1.360
シート高(m) 0.755
車両重量(乾燥重量) 143(129)
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 58.1(50km/h定地走行テスト値)
エンジン型式 MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
排気量(cm3) 249
最高出力(PS/rpm) 30/9,000
最大トルク(kg-m/rpm) 2.5/7,500
始動方式 セルフ
点火方式 無接点式CDI
燃料タンク容量(L) 15
タイヤサイズ 前 90/90-18 51S
タイヤサイズ 後 110/90-18 61S
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク
ブレーキ形式 後 機械式リーディングトレーリング
サスペンション 前 テレスコピック
サスペンション 後 スイングアーム
フレーム形式 セミダブルクレードル

今のところ一番最後に乗ったバイク。といっても10年も前になるが。
大型二輪の免許をとって、さあ、いよいよリッターバイクを買うぞと、毎日「世界のオートバイ」という本を見ては購入候補の選定を行っていたのだが、同じ本に載っていた、250cc単気筒のこのバイクが妙に気にいってしまった。
私の記憶の中で最古の単車は父親が乗っていた”ホンダ・ドリーム”で、オートバイとかバイクと言えば、まずそのイメージが浮かんでくる。そのうすぼんやりしたイメージがこのGB250クラブマンと重なるところがあった。
当時大宮の今羽にあった”ハトヤ”で実車を見て、即購入を決めてしまった。
オーナーとなってからは、乗るのもそうだが、眺めるのも好きだった。
2年ほどの間はちょこちょこ乗ったが、3年目の冬、寒さに負けて一度も乗らなかったら、エンジンがかからなくなってしまった。そのうち修理しようと思いながらもさらに半年経過した頃、親戚の高校生が「不動車でいいから売ってほしい」と言ってきたので、無償譲渡した。
その時のうれしそうな顔を見たら気分良くなったので、原宿の”カウンターアクション”で買ったスカジャンと”ヨーカドー”で買ったライダースジャケットも一緒に渡した。

空いてしまったガレージの一隅を見て、次はそこに何が入るか想像をめぐらせた。このGBが契機となって、それ以降単気筒のバイクが好きだ。「次も単気筒」と思いながらも、いまだに次は来ていない。


theme : バイク
genre : 車・バイク

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